6/6 文教こども委員会(山本議員)
活動報告2018.06.06
本日、文教こども委員会が開催され、「中学生自死事案にかかるメモ等の存在」について弁護士による調査結果報告書が提出されました。
報告書では、いじめメモに関する隠蔽が行われてきた事実が明らかになり、神戸市教育機関の信頼を失うとともに、社会に与えた影響は甚大と考えます。
今回の委員会では、首席指導主事の指示により前校長に隠蔽を促したことが明らかになったが、組織的に関与しているのかどうかが委員会で議論になった次第です。
事実を明らかにしていくとともに、二度とこのようなことがないように以下の提案をさせていただきました。
本来、学校の教員や教育委員会の職員は、子どもや市民のためにまじめに仕事に取組んでいる方が大多数と考えます。他方、一部の職員によって事実を隠蔽すれば全体に疑いが生じ、社会の信頼も失うことになります。本来ならば、罰則規定を設ける必要はありませんが、このような緊急事態が生じた以上、罰則規定を設ける必要があると考えます。
本市では、「神戸市いじめ防止等のための基本的な方針」が平成30年3月9日に改定されていますが、今回の事案のように、職員が意図的に事実を隠蔽した場合には罰則規定がありません。
そこで、大阪市のように「教育委員会及び学校は、被害児童生徒・保護者に対する自己防衛的な対応や事実の隠蔽を決して行ってはならない。本市職員による隠蔽行為に対しては、非違行為として厳正に対処(懲戒処分等)するものとする。」と明記しています。
罰則規定を設け方針に明記すべきとの提案に対して、長田教育長から、前向きな検討をしていくとの答弁をいただいたので引き続き注視していきたいと考えます。